「椿油」を使った「鉄瓶のお手入れ方法」をご紹介します。
鉄瓶で沸かしたお湯は吸収されやすい「二価鉄」を多く含むため貧血予防に役立ちます。お手入れも簡単です。
私が貧血対策のためにふるさと納税で購入した南部鉄器の鉄瓶です👇
使うもの 椿油 布(ハンドタオルなど)
お手入れの仕方 鉄瓶が温かいうちに「椿油を1滴つけた布」で優しく表面を拭きます。
上の写真の鉄瓶 「ITCHU-DO」の鉄瓶 刷毛目 0.6L
この鉄瓶の重さは1.2kgで、容量は0.6Lです。
取っ手は倒れるので、収納に場所を取らず水も補給しやすいです。
お湯を注ぐときの湯切れもよいです。
小さいですが、ガスの五徳にしっかり乗り直火で沸かすことができました。
※IHには対応していません。
コロンとした丸い優しいフォルム。おしゃれで、職人さんのこだわりを感じることができるコチラの鉄瓶に一目ぼれして購入しました。
南部鉄「壱鋳堂」いっちゅうどうは2009年に誕生した日本の工芸品の新しいブランドです。
鉄瓶は空焚きしたり、残り湯をそのままにしていると錆びたり被膜がはがれたりして劣化するため無駄なく使いきれるサイズの0.6Lを選びました。
持ち手部分が熱くなるので沸かしたてはミトンをしてお湯を注いでいますが、しばらくすると持ち手部分は素手でも触れるようになります。本体部分は保温効果がありしばらく熱いのでやけどにご注意ください。
鉄器で沸かしたお湯で淹れたコーヒーは深みがありいつもより美味しく感じます。
数週間すると直火で使用しているためか、表面が白っぽくなり少し赤茶けて艶が無くなってきました。「椿油」を購入しお手入れすると、鉄器特有の美しい艶が復活しました。
今回使用したのは『甑島の椿油』です👇
椿油を使った鉄器のお手入れ方法
鉄器が温かいうちに、椿油をつけた布で優しく表面をふきあげます。
【注意点】
椿油は一滴で充分全体になじむのでつけすぎにご注意ください。
拭き上げは外側の面だけにしてください。内側までふき取ってしまうとせっかくついた「湯垢」がはがれてしまいます。錆予防のためにも内側は触らないでください。
椿油をつけたタオルで表面を拭きあげる購入したころのような黒い艶が戻ってきました。
お手入れしていると、愛着がわいてきます。
タオルや布は汚れてもよいものをご使用ください。
鉄器購入の際の注意点
●内面がホーロー加工された物は鉄分補給ができません。鉄分補給目的で購入する場合は、内側が加工されていないものを選びましょう。
●IH対応のものと、ガス火専用のものがあります。
●鉄でできているため重量があります。ご年配の方や、ご家族が少ない方は小さいもののほうが使い勝手がよいと思います。
私が購入した0.6Lの鉄瓶は、2杯分のコーヒーをちょうど淹れることができるぐらいのサイズです。
日々のお手入れ
残り湯をそのまま入れっぱなしにしておくと錆がつく原因になるので、使用後は鉄瓶の蓋を開けてよくかわかすと長くきれいにお使いいただけます。
世界に誇る日本の伝統工芸品を日々の暮らしの中に取り入れてみてはいかがですか?
椿油について
鉄器のお手入れだけではなく、椿油は「肌」や「髪」のお手入れにお使いいただけます。
使い心地もべたつかずさらっとしていて、保湿効果に優れています。
おわりに
毎朝、風邪予防のために金柑湯を飲むのが日課となっています。
小さな金柑の実に秘められた驚くべき健康パワーについてはコチラでまとめています。